米国の若者の20％が聴覚障害を負っていると指摘されています。
ハーバード大学関連病院Brigham and Women’s Hospital(BWH)のDr. Sharon Curhanの調査で聴覚障害はポータブル音楽端末、コンサート、ヘッドフォンの長時間使用が原因であると発表しました。
米国の企業コンサルタントJay Clarkは、休暇中に訪れたカーニバルでドラムの音などによる数日間止まない耳鳴りを経験しました。
聴覚に危険をもたらす音域をカットしつつ、会話や音楽はそのまま楽しめるイアーブラグの必要性を
感じ、2009年にベンチャーを立ち上げ『EarPeace』の開発を始めました。
若年層は危険性を認識しつつも耳栓などの装着に抵抗を示すことも、調査で明らかになっています。
サングラスなどのアイケア製品に比べて、耳のケアに関しては認知度が低く、一度傷つくと完全な回復が難しい事例もあるため、耳の保護に対する関心を高める必要性がありました。
『EarPeace』はスタイリッシュなイメージを作ることが、特に若年層のユーザに対して耳の保護の重要性を認識してもらうために必要だと考え、携行や装着に違和感を感じないデザインや、音質を損なわない品質が評価され、米国やヨーロッパの音楽フェスティバルなどでも正式採用されています。
日本でも野外フェスティバルが数多く開催され、大音量で音楽を聴く機会が増えています。
聴覚障害を負わない為にも、そしてこれからも音楽を楽しむ為にも自分の耳を守ることについて考えてみてはいかがでしょうか。
