天災が起きる度に人間の弱さを再確認し、そして人間の強さを知ることになる。
2013年5月オクラホマ州を襲った過去最強レベルの竜巻は、風の強さは秒速90メートル以上。
一瞬で家を破壊し、学校の校舎が倒壊し、10人の子どもを含む24人が亡くなった。
最も被害を受けたムーアという街では列車が通るようなごう音が鳴り響き、子どもが上空へと吸い上げられ、ほとんどの家の天井が消えてなくなりました。
写真家のJustin Clemonsは台風が過ぎ去った翌日に現地入りして、実状と復興に立ち上がる人々を伝える為に撮影しました。
写真とともに被災者が語る悲劇と、いくつかの幸運な話を記録しました。
マットレス一枚のおかげで命が助かった人、たまたまめったに入らない地下の掃除をしていた人、そしてたまたま子どもを外に遊びに行かせてしまった人。
助かった人達が亡くなってしまった人達の分まで生き抜く為に立ち上がる姿がJustin Clemonsの撮った写真の中に見ることができます。
東北大震災直後の日本人達の結束力と行動力を思い出させます。
人は全てを忘れてしまう哀しくも強い生き物ですが、天災が起きた瞬間にどのように動くか自分の中で決意はしておいたほうがよいでしょう。