雨とマジックマッシュルームとゆるキャラ

近所の保育園が休日に解放され、花見の為にビールやフランクフルトの露店が出ているという噂を聞きつけたので行ってみたら、ジジイとババアが雨の中で陰気臭く豚汁をかき混ぜているだけの催しだった。

フェンス越しのその様子をしばらく眺めて、違う所へ散歩に出かけた。

 

家で剛君の部屋から盗んできた雑誌を横になりながら読んでいたら、開けていた窓から花びらが飛んできた。

ベランダから外を見渡す限り花なんてないので、どこかから偶然飛んできたのだと思うと、なんだか恥ずかしさにも似たこそばゆい気持ちになった。

やめてほしい。

 

冬に締め切りの物書きの賞に参加することを決めた。

知らなかったのだけど、どうやら一作品につきひとつの賞にしかエントリーできないらしい。

1章目が書き終わった。

「電通万歳!」という台詞で終わるので期待してほしい。

少なくとも僕は期待している。

自省の欠片もないんだ。

 

ホルモン屋の「ふたご」が飲み物全て無料という奇跡のデストロイ企画をカマしてきたので、友達を誘って行った。

トイレに並んでいたら、知らない男が何杯呑んだかについてしつこく聞いてきた。

何杯呑んだなんて覚えながら呑むわけないので、「あそこに座っているデッカイの、あれ僕の兄なんですけど、兄が30分で12杯呑みました。」って言ったら、「くぅ~、弟子入りしたいっ!」だって。

たぶんいい奴だったと思う。

その後、モヒートで記憶を失って、夜の雨の街を散歩して帰った。

 

外出は控えてくださいレベルの豪雨なのに、友達のYOSHINORI®が「雨なんて降っていない。晴れ過ぎてて逆に地球温暖化がマジで気になる。逆に逆に逆に逆に」とマジックマッシュルームを食べて錯乱した伊藤英明(マッシュ海猿)みたいなことを言い出したので、怖くなって渋々フットサルをやることになった。

海外のわかりやすいコメディー番組のようにみんなコケまくって滑りまくっていた。

ボールとは関係ないところでコケる人って本当におもしろい。

たぶん僕がヒトラーだったとしても、ボールとは関係ないところでコケる人を見たら泣くほど笑うと思う。

僕の笑いのツボなんてそんなものだ。

だいたいおもしろいんだ。

フットサルが終わった後に中華料理屋に行ったら、ヨウキさんが「チャーハン食いたいんだよ俺は!」とテーブルを突然叩き始めた。

育ちが悪いなと心の中で思った。

 

8月31日に幼馴染のアキラが結婚するので、式後のパーティーについて野村さんと激論を交わしたのだけど、激論の内容の8割は「昨今の日本語ラップと日本語ロック、及びエレクトロミュージックの物語性について」だった。

母が一体なんの打ち合わせなんだと呆れていた。

僕も野村さんに呆れた。

高校生ラップ選手権を野村さんと体育座りで観た。

とてもドキドキした。

思うことはたくさんあるけれど、あそこの舞台に立った高校生みんなに拍手だ。

 

野球でアキラのお兄ちゃんのチームと対戦。

剛君はGO OUT FESへ。

試合に負けるどころか、「試合にならないからメンバーを混ぜてやろう。」とアキラのお兄ちゃんから提案されるくらい僕らは残念だった。

アキラのお兄ちゃんのチームに2連勝してしまったので、アキラのお兄ちゃんがマジな人達を連れてきちゃったせいだ。

でもロンドン帰りのヒロがMVPにイケてた。

打ち上げは勝っても負けても大盛り上がりなんだ。

 

ファイルレコード25周年パーティーに行ったらソウルスクリームの曲がかかっていて、野村さんの超テンションが上がった状態で仲間達の誕生日会に行った。

気がついたらマサキが隣の知らない人達の宴会に参加していた。

 

18歳からの友達のユウコが東京に住むことになった。

それを記念して大学時代の友人のネジョウ君やてっちゃん達と呑んだ。

僕はみんなに嫌われていたと思っていたけれど、そんなに嫌いじゃなかったということが10年越しにわかった。

いつも怒っていたよね。って言われたけど、僕は今まで怒ったことがない。

丘の生える名も無い木のようにひっそりと風に揺られて生きているのだ。

 

弟のアメフトに試合を観に行った。

春のなんとかという甲子園を目指す的なトーナメント式の試合で、3回戦敗退だった。

フルボッコにされて悔しがっていた。

 

東京体育館にで開催されたきゃりーぱみゅぱみゅなどが出る「カワイイマツリ」という柔軟剤の匂いがしそうなフェスを観させてもらった。

SCANDALの迫力には驚いた。

観るたびに確実にパワーアップしているような気がする。

一緒に行ったテルミちゃんが前に座っていた小5の女の子に頼まれて、付けまつげを付けてあげていた。

小5の女の子は僕が話しかけても全く反応示さず、視界にも入れず、この世界にお前みたいなフナムシは存在していないと言わんばかりの態度をとっていた。

「スキャンダル、カッコよかったね。」と話しかけても無視された。

正しいと思った。

もしも僕に娘がいたら、僕みたいに泥みたいなツラした奴が話しかけてきても絶対に無視しなさいと言うから。

僕なんかが思うよりも、今の子どもはしっかりしているのかもしれない。

その子よりも僕がしっかりしなくてはいけない。

福島のゆるキャラと一緒に写真を撮った。

へらへら笑ってないで、お前も中指立ててやれと伝えたので、写真ではわからないと思うけど、中の人は思い切り中指立てていたと思う。

 

ドロケイを10年ぶりに復活させるつもり。

あの時のメンバーみんなが集まったら泣きそう。

泣かないけど。

 

エクレア食べたいな。

About hayabusa 112 Articles
ハヤブサマガジン 2005年10月活動開始。 フリーマガジン「ハヤブサマガジン」を日本全国のフットサルコート、スポーツバーなどに配布。 vol.7をもって活動停止。2013年、ウェブマガジンとして活動再開。ブログは日常の話です。