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暴動鎮圧シミュレーションから見る韓国の「現在」

暴動=多数の市民・民衆が集合的に暴行・脅迫・破壊などの暴力的な活動を行うこと

成人男女約1006人を対象にアンケートを行ったレポート「韓国社会の信頼感比較調査」の結果、68.6%の人が、韓国の政治・経済・社会は不透明で、信頼に値しないと答えたとされています。

詳細:http://www.xinhua.jp/rss/338513/

韓国は現在、多くの経済問題や社会問題を抱え、政府は国民からの支持を得ていない状況だと言えます。

不満を抱える人達も多く、最近では2014年1月に起きた韓国サムスン工場の建設現場で暴動が記憶に新しく、この暴動に作業員約4000人が参加し、警備員ら11人が負傷したと報じられています。

↓の動画は暴力による抗議が多発することを懸念した韓国政府が暴動鎮圧の為の訓練を行っている様子です。

この動画の詳細は不明ですが、押し合い→蹴り→鉄パイプ→火炎瓶という暴動の流れを的確なフォーメーションで鎮圧してゆく様子を俯瞰で撮影しています。

暴動参加者の動きがシステマティックですが、本当の怒り狂った人間は予期せぬ動きをするはずなので、果たしてこのフォーメーションが意味があるのかは疑問です。

この動画から韓国は今後起こるであろう暴動に備える準備が必要だということがわかります。

「暴力でしか抗議ができないなんて野蛮」

確かにそういう意見も考え方もあります。

しかし、それが正しい行為ではないとわかっていながらも、彼らには暴力でしか抗議できないほどの「怒り」があるとも考えられます。

暴動の背景には街に活きる人達の溜まり溜まった怒りや憎しみ、そして切望する願いがあるはずです。

K-POPやドラマでは知ることができない韓国のリアルな底辺社会を描いた映画「息もできない 」を思い出しました。

私達が嫌悪すべきものは、果たして「人」なのでしょうか。


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