「勘違いしている店員の態度が超クソ」「転売屋が毎日オープン前には行列」「午後には商品がなくなって態度が悪い店員のアンちゃんがガン飛ばしてくる」と古き良き思い出話が山ほどある裏原ブーム。
ピークであった2000年から気が付けばもう15年も経ってしまいました。
今はあの一帯を歩いてみても、かつてそのような栄えた文化があった形跡はどこにもありません。
身内ノリのアンちゃん達が有難がられた不思議な空気はもうどこにもありません。
まさに盛者必衰。
しかし人の物欲や「レアモノへの欲求」はいくつものブームを超えても途切れることはありません。
最近ではiPhoneの発売日の行列、Supremeのコラボ商品発売日の行列、H&Mのコラボラインの発売日の行列などが代表的な例でしょう。
話題が行列を作り、行列がまた人を呼んでさらに長い行列ができ、待ち時間はどんどん長くなるという現象が起きています。
最近は2晩前から並ぶという強者もザラにいます。
この行列をビジネスチャンスと捉えたのが、ニューヨーク在住のロバート・サミュエルさん。
サミュエルさんはSame Ole Line Dudesという行列並び代行会社を立ち上げ、行列に並ぶプロチームとして活躍しています。
料金は最初の1時間は$25、30分追加されるごとに$10となっています。
何時間前から並ぶかはお客次第で、並び始めるのが遅くて目当ての商品が買えなくてもサミュエルさん達の責任ではなく、基本的にはあくまでも列に並ぶプロという立ち位置です。サミュエルさんの週給はおおよそ$1000で、お客さんからの評判も上々のようです。
じっと待つことが得意な人は日本でもこのビジネスで起業のチャンスがあるかも?
そうとう嫌われて叩かれると思うので、メンタルが強い人限定で。