不確定な未来に向かって、不安定な道をあてずっぽうに歩く私達の人生。
ファイナンシャルプランナーも外資系企業の社員も、ニートもヤンキーも明日のことについて確実なことを知っている人は誰もいません。
どれだけ細心の注意を払っていても「こんなはずじゃなかった」ということが起きます。
些細な歪みから、予期せぬとんでもない事態にまで発展しまった、なんていう経験は誰もが一度や二度はあることでしょう。
アメリカ人フォトグラファーのKerry Skarbakkaは自らを被写体に、落ちて、こけて、飛び込む瞬間を撮影した「THE STRUGGLE TO RIGHT ONESELF」を制作しています。
なぜ、落ちなくてはいけなかったのか。
なぜ窓の外に向かって飛びこまなくてはいけなかったのか。
平凡で平穏でいくつかの不幸といくつかの幸せを繰りかえす私達のすぐそばで、当たり前ではない世界に引きずり込む物語が口を開けてこちらを見ているのです。