バイオテクノロジー産業を基幹に、金融、不動産、教育、文化、ホテル事業、物流など幅広い事業を手がけるグローバルコングロマリット（複合企業)、TIENSグループ。

1995年に創業した中国天津市に本社を置くこのメガ企業は、『人々に健康を、社会に貢献を』を企業理念に掲げ、開発した製品は、栄養補助食品、パーソナルケア製品、ヘルスケア製品、ホームケア製品など約1,000品目以上に及びます。

億万長者の李 金元社長が率いるこのTIENSグループが、「歴史上最大の社員旅行」を実施し、ギネス記録に認定されたことが話題になっています。フランスとモナコへの4日間の旅に参加したのは6,400人の従業員、その費用は全て会社持ちです。

モナコとフランスのニースのリゾートエリアに5,000室予約し、パリでは140のホテルを手配しました。

さらに従業員にはルーブル美術館と「キャバレームーラン·ルージュ」のライブパフォーマンスのプライベートツアーを与えられました。

TIENSグループ20周年を記念して行われたこの巨大な社員旅行がもたらす経済効果はとてつもなく、ご存知のとおりの中国人の購買力はフランスでも爆発し、平均消費額は1人あたり20万円(！)だったそうです。

買い物だけの経済効果で約13億円！

宿泊費や飛行機代も入れたらさらに金額は跳ね上がります。

ローマやロンドンもこの社員旅行の候補に挙がる中、フランス観光局はどうにかフランスに来させるように超頑張ったそうです。

従業員達は李社長への感謝とTIENSグループのパワーを、中国人が大好きな人文字で 「Tiens’ dream is Nice in the Cote d’Azur(TIENSの夢がコートダジュールのニースで！)」とニースのビーチで表現しました。

他の観光客からしたらとても迷惑だったことでしょう。