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ベテランラッパーが自宅訪問→名曲熱演

あなたの家にスターミュージシャンが訪問して歌ってくれる。

そんな信じられないような奇跡の出来事がYoutube上で話題になっている。

ベタランラッパーのクーリオ(50歳)がイギリスのセントラル・ランカシャー大学の学園祭に出演後、学生達が住むシェアハウスに訪問。

学生達のリクエストに応えて、アコースティックギターと学生達のコーラスに合わせてクーリオの代表曲「ギャングスタズ・パラダイス」を披露した。

アコースティックギターとコーラスを指揮しながらラップするクリーオ。

今なお迫力があるラップと、50歳のベテランだからこそ表現できる憂いと深み。

Youtube上では「クーリオはまだ死んでいない!」「鳥肌もの!」「音源化希望!」「最近の中身ナシのラップなんて全部クソだ。これがリアルヒップホップだ!」など喝采のコメントが寄せられている。

“どうやって手に入れるかどこへ歩いていくか
気をつけて見た方がいい
さもないとおまえやおまえのダチのようにチョークで線を引かれるかも知れないからな”(引用/http://callio.dtiblog.com/blog-entry-209.html)
※チョークで線を引かれるのは「死体」を意味している

ギャングスタズ・パラダイスはギャングを肯定している曲ではなく、ギャングとしてしか生きられない悲しみを表現している曲だ。

僕達の生活の中にも暴力・金・ドラッグ・面倒な出来事・予期せぬトラブルは確かに潜んでいて、気を付けて生きなければ深い深い落とし穴に落ちることになる。

僕達が生きる一見平穏で平凡なこの世界も実は「ギャングスタズ・パラダイス」なのかもしれない。

若い学生達に対して「決して間違った方に進むなよ」というクーリオからのメッセージを感じ取れる。

綺麗なファッションと耳障りの良い小手先の言葉遊びとそれっぽいカッコいい英語を巧みに使う友達が多そうな人達が創る音楽に心躍らない理由が、この動画を観てわかった。


ハヤブサマガジンは2005年にスタートしたウェブマガジン

日本未到着の出来事・ファッション・ニュースを中心に紹介

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