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爆弾を積んだ車による自爆テロを防ぐ「トラックストッパー」の実力

「愛する人を殺された悲しみは山より重く、あだ討ちのための自分の命は羽根より軽い」

イラク戦争の中で殺害された戦場ジャーナリスト橋田信介の妻、橋田幸子さんは「この思想は自爆テロを引き起こす根底を表している」とコメントしました。

犯人自身も死亡する事を前提とした殺人・破壊活動などのテロ犯罪、自爆テロ。

コストがかからず間違えず目標を攻撃できることから「貧者のスマート爆弾」とも言われています。

9.11事件(アメリカ同時多発テロ事件)で世間一般に知られるようになった自爆テロ。

中東では連日自爆テロが起きている時もあるので、日本のメディアではあまり取り上げなくなりました。

中東各国で多い自爆テロとして、爆弾を積んだ車ごと建物に突っ込む手法がメジャーです。

今迄はそのような車での自爆テロを防ぐのは難しいとされている中、アメリカの物流会社「Texas A&M Transportation」がトラックストッパーのテストを行いました。

このテストによるとストッパーは時速80kmで突っ込む車を完全にストップさせ、荷台に積んだ爆弾を爆発させにくい作りになっています。

このストッパーを中東の紛争地域に設置する動きがすでに始まっています。


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