今、日本ではいよいよフリースタイルラップが文化として根付こうとしています。
フリースタイルバトルの興行が日本各地で毎週末のように行われ、その中でも戦極MCBATTLE、UMB、MC BATTLE THE 罵倒などのビッグネームのイベントには名だたるMCが参戦しています。
また、BSスカパーで放送されている番組「BAZOOKA!!!」の企画『高校生ラップ選手権』が大ヒットし、フリースタイルラップを興じる中高生が日本全国で増え続けています。
1980年代中期に生まれた日本のヒップホップシーンは幾度のムーブメントや流行を経て、今の若者達は日本語においてのヒップホップ理論や技術を体系的に学び、数年前では考えられないようなスキルを身に着けています。
それは先人達が「日本語でラップなんてダサい」とか「チェケラーwwww」と馬鹿にされながらも道を作ってきたからに他ありません。
一方、場所は変わって発祥の地アメリカでもヒップホップ人気はずっと右肩上がりでビルボードTOP10には必ず数曲はランクインしています。
全米に「いつか俺もJay-Zみたいに!」と路地裏からアメリカンヒップホップドリームを夢見ているヤングガンズが常に何万といます。
彼らもまた自身の名を上げる為に、ローカルで開催されているフリースタイルバトルのイベントで参戦し、徐々に知名度を上げてゆくという道を辿ってゆきます。
ここらへんの話はエミネム主演の映画「8mile」をチェックしてください。
本国アメリカでもヒップホップ人気が増すに連れ、趣味や遊びでフリースタイルを興じる人達も急増しており、YoutubeやVineなどに自身のラップを投稿するユーザーも増えています。
そこに着目した25歳の起業家トーマス・パルンボとジェイク・シーモアはフリースタイルラップを公開・シェアできるアプリ「RAPP」を発表しました。パルンボは「フリースタイルラッパーが集まれるプラットフォームが今まではなかった。彼らは『ヒップホップ』という共通のマインドがあるので、強力なコミニュティーを形成することができると考えている」とコメント。
RAPPは、ユーザーが自分のスマホ上でのフリースタイルを記録し、繋がっているユーザーに公開・共有することができます。他人の韻に耳を傾け、そして潜在的に自分の音楽をより良くするためにインスピレーションを見つけることができます。FBで言うところの「いいね!」の役割は着火・ザ・ファイヤーのボタンになっているところもB-BOYの気持ちをくすぐるところ。
このアプリは近日中公開できる予定なので、いち早くDLしたい人はhttp://www.rappapp.co/にメールアドレスを登録しておきましょう。