何かを吸収したいとかは全くなく、ただの活字中毒なので本や雑誌を読み漁っても、翌日はその内容を忘れてしまっている。
図書館で新刊を借りて、お風呂に入りながらや移動中や、寝る前に読んでいる。
物語が読めればなんでもよくなってきている。
そして文学がまどろっこしくて、全く面白く感じなくなってきている。
あれは19歳くらいの青年の為に書かれているのだろう。
自分に都合が良い自己批判と言い訳がましさに腹が立ってしまう。
19歳より17歳のほうがカッコいい。
フォーエバー・セブンティーン。
中には内臓をえぐってくるようなパンチラインを連発してくる名作もあるけど、大抵「ノロノロうるせぇバカ」って思ってしまう。
同じナルシシズムなら、ギャングスタラップのような「俺、最高。俺はモテてる。俺は女と子どもには優しいが、仲間以外の男は全員クソだ。死ね。俺は生きる。とにかく俺は最高。ついでに俺のダチも最高。お母さん、俺みたいなスーパースターを育ててくれてありがとう。最後に一つ言わせてくれ。俺、やっぱり最高。ヒィエッ!!」みたいな自己愛の方が心地良いし、共感する。
そういう僕みたいなタイプは文学を読むべきではないし、文学青年の為にも借りるべきではない。
最近借りた中では「となり町戦争」と「ジ、エクストリーム、スキヤキ」「ジャンキー編集者」は最高だった。
大衆娯楽小説って大体最高だけど、この3冊はマジでイケてました。
どれもアマゾンでのレビューはヒドいもんだったけど。
批評する為に読んでたら、そりゃなんにも面白くないよ。
「それでは批評してあげますか、フンッ!」って上から目線で鼻息荒く書き込んでいるのが目に浮かぶ。
マジでバカじゃん。
レビュー文化から考察する人間の悪意も、それはそれで僕の中ではエンターテイメント。
檻の中でわめいている猿を眺めているようなもんだ。
けど、誰かから見たらこんな僕も檻の中でわめく猿に見えるのだろう、ってダメ文学っぽくシメる。
そういえばSISTER JETの17は超名曲だから高校3年生はみんなチェックしてみてほしい。