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喧嘩する気満々の若き大鹿VSパンク好きの写真家

素晴らしい写真家は窮地の時でも写真を撮り続けることで知られています。

ピューリッツァー賞などの写真賞を受賞した報道カメラマンは死と隣り合わせで写真を撮影していることは周知の通り。

そのような自らの意思で危険な場所に赴くのとは違い、気が付いたらヤバい状態になってしまっていたという写真家もいます。

写真家のVince M. Camioloはノースカロライナ州とテネシー州に広がるグレートスモーキーマウンテン国立公園でアメリカアカシカを撮影しようとしたところ、アカシカがゆっくり近づいてきたので警戒されないように座り込みました。

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この時期はアカシカは繁殖期に入っていて、とても獰猛になっており、他の雄より優れていることを積極的に誇示する状態になっていました。

若いアカシカはVinceを雄と見なし、角を使って攻撃を仕掛け始めます。

この若いアカシカの角は推定で長さ60cm・重さ7kg程度とされており、本気で刺されたら間違いなく死にます。

アカシカの雄のケンカはどちらかが死ぬまで刺し合うことを知っているVinceは、とにかく自分に興味がなくなるように頭を丸め、目を合わせないようにしました。

血気盛んになっているアカシカは角でジワジワとVinceを小突いてきます。

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Vinceは死の恐怖を感じながらも一眼デジカメでアカシカの写真を撮影を始めました。

しかも間近にアカシカが睨みをきかしている中、モニターを確認するというプロっぷり。

顔面を一突きされても全くおかしくない距離感の中で隙を見て写真を撮り続けます。

その様子をVinceの友人が動画で記録していました。

果たしてVinceは無事で済むのか・・・。

Vinceは「最初はワォ!近づいてきたぜ。なんて可愛いんだ!って思ったんだ。だけど、その後すぐにヤベェなこりゃ。って後悔したよ。とにかく殺されないように必死だった。」とコメントしています。

そんな必死な状態でも写真を撮ってしまうのが写真家の性なのでしょう。

ちなみにVinceはマウンテンバイクのライダーで、アウトドアアドベンチャーとパンクロックを愛する男です。


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