カバa.k.a.ヒポポタマス、通称ヒポー。
我々日本人の間では欠伸をした時に小鳥が口の中にとまっても、小鳥が飛び立つまで口を開けっ放しにしている心優しい巨漢キャラでお馴染みのカバですが、実はそれとは正反対のゴリゴリのオラオラ系の面があることはご存じでしょうか。
アフリカでは野生動物からの攻撃による人間の死者数は、実はカバによるものが最も多いと言われています。
人が川辺のカバの縄張りに誤って侵入してしまったことが発端で、アフリカでは1年あたり約2900人がカバに襲われて死亡していると言われています。
そのユーモラスのフォルムからドン臭くてノロマという印象を持たれますが、実際は陸上でも水中でも時速30kmのスピードを出すことができます。
群れのボスは縄張りに進入することを決して許さず、違うクルーが近づいてくると殺し合いにまで発展します。
また、縄張りに入ってきた3メートル級のワニの体を半分に引き裂いたという実例がその獰猛さを物語っています。
敵と見なすのはカバやワニだけではなく、泳いでいる人間やボートも同じです。
観光誘致が成功し、近年観光客が増加しているボツワナ最北端に位置する都市カサネ。
Pangolin Photo Safariという自然保護区を回遊し写真を撮るツアーに参加したYoutuber、David Jacksonが高速ボートに乗っている時にカバに追いかけられた動画をアップしました。
「やばいね!」「すごいね!」というコメントが数多く寄せられる中、「お前、動画を撮るためにカバの縄張りだってわかってちょっかい出さなかったか?」という類のコメントも寄せられています。
その真偽はわかりませんが、この動画のとおりとにかくカバ先輩はマジで怒らすな、ということがわかります。この顔、怒っています。