あの時にあれをしていなかったら、今遊んでいる友達、心から好きな人との出会っていなかったかもしれません。
私の知人に仕事中に歩いている時にある女性に道を聞かれ、その女性が今の奥さんという人がいます。
もし彼がその道を歩いていなかったら、もしその女性があらかじめ地図を頭の中に入れていたら、2人はおそらく一生他人のままだったでしょう。
誇張したロマンチックな話ではなく、このような話はこの世に無数にあります。
まるで無限の線があるあみだくじの上をクネクネと歩き続けるように、人は自分の意思で日々選択を続けて生きています。
私達は今までいくつの選択をしてきたのでしょうか。
些細なことも含めたらきっと何千万、あるいは数億という選択をしてきたのかもしれません。
膨大な選択を繰り返す人生という名の巨大なあみだくじの中で、膨大な選択の途中で、同じ場所にたどり着いた誰かとの出会いを奇跡だったのでしょうか?それとも必然だったのでしょうか。
「汝コラ、隣人を愛せよ!」
イエス先輩がそういうつもりで言ったかどうかはわかりませんが、私達には仲間や恋人を愛し、大切にする理由があるのです。
人生での出会いで大切にすべきは人間だけではありません。
Sorasart Wisetsinはタイの路上でメスの野良犬のGlutaと出会いました。
SorasartはGlutaと出会った時に自分の人生に深く関わる運命を感じたそうです。
Glutaの様子がおかしかったので病院に連れて行くと、彼女は首の癌だと診断されました。
その時、SorasartはGlutaを元気にして世界で一番幸せな犬にしようと決心しました。
化学療法および腫瘍除去のためのレーザー治療を1年半に及び繰り返しました。
その結果、Glutaは癌治療に成功し見事に元気になり、彼女の野良犬時代の悲しい目は、かつてないほど明るく輝きました。これらの写真はGlutaが元気になったことを祝い、彼女との出会いを祝い、共に生きることの幸せを祝った作品です。
Sorasartは動物を飼う人達へ「あなたと運命的に出会った動物には愛情、世話、そして安心して暮らせる家を与えて欲しい」とメッセージを送っています。
Glutaの写真はこちらでもっと見ることができます。