アメリカなどでは車の免許を取得する際、日本のように教習所内でグルグルと練習するのではなく、筆記試験合格後はいきなり公道で練習を始める地域が多いようです。

また教習所の車を使って免許を取得するのではなく、自分の車や親族の車を利用して公道で練習します。

教習所の教官が出すUターンや縦列駐車などのいくつかの指示をクリアすれば、見事免許取得するということになります。

日本の教習用の車のように助手席にブレーキもない車でいきなり公道で教えなくちゃいけないのですから、アメリカの交通事故率(日本の約3倍)を鑑みると、大げさではなく教官も命がけの仕事だと言えるでしょう。

女性レーシングチャンピオンの経歴を持つ、マレーシア人プロモータースポーツアスリートのLeona Chinが、そんな教官達の心臓を止める勢いのドッキリを仕掛けました。

いかにも運転が下手そうな女学生に扮したレーサーチャンプのLeona。

彼女に運転を教える、つまりドッキリの対象となるのは今日が初日の新人教官達です。

兄の車という設定のゴリゴリにチューンナップされたNISSANのS15型シルビアを運転するLeonaは見事に超ヘタクソな運転素人を演じ、教官達は「こりゃ大変だなぁ～」と気持ちが滲み出ています。

「じゃあ今日はここまで、また今度がんばろう」と新人教官が言うと、Leonaは「ワンモアチャンスプリーズ！」と駐車場に入っていきます。

ここでLeonaの超絶運転スキルが爆発し、ギョラララララッ！とドリフトをぶちかまします。顔を覆う教官、驚きと恐怖で声が出ない教官、「やめろぉぉぉぉ！」と怒鳴る教官。

LeonaはSony Mobileをはじめ10以上の企業をスポンサードされており、世界から注目されているプロレーサーです。教官としたら、本当にたまったものじゃありませんが、さすがドッキリ大国アメリカ。

ラストは１人の教官を除き、みんな笑顔でピースしていました。