70年代後期から80年代中期までのヒップホップパーティーのフライヤーは全て手作りだった。
インターネットもスマートフォンもない時代、一枚の手作りのフライヤーは週末を楽しむ為の重要な情報源だった。
当時のニューヨークではクラブやディスコの受付以外にもブティックやレストランのキャッシャー脇にたくさんのフライヤーが置かれていた。
印刷物から切って貼って、コラージュして作り近所の印刷屋に持って行き、ペラペラの紙に白黒印刷したフライヤーをDJやオーガナイザーは街中で配ってパーティーを宣伝していた。
当時、ヒップホップ・パーティーがブロンクスやハーレムで大流行していて、週末ともなればそこらじゅうでパーティーが開催されていた。
パーティーカルチャー、そしてDJというパフォーマンスが急激に発展していった頃の話だ。
当時はヒップホップがこんなマネーゲームのツールになるなんて誰も考えていなかった。
ここにあるフライヤーのほとんどはBuddy EsquireとPhase 2よってデザインされたものだ。
この素晴らしいクラシックヒップホップフライヤーのまとめはhttp://www.toledohiphop.org/によって製作された。
ここにあるフライヤーの他にもあと200枚くらい掲載されている。
30年近く前のペラペラ紙のフライヤーをよく保存していた!と敬意を表します。
(僕達ハヤブサマガジンが保存しているDEV LARGE氏がデザインしたYOU THE ROCK氏の真っ赤な目をしたフクロウステッカーもまだまだ大事にとって置こうと思いました。)