日本への難民申請が昨年末に過去最多を記録しました。
特に増えているのが政情が悪化しているアフリカからの難民申請者です。
その結果、東京などの都市部ではアフリカ人のホームレスが増加しています。
日本では難民申請直後から働くことが認められていない為、難民は住むことも食べることもできないのが現状です。
詳細はNHK web→ http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2013/01/0122.html
アフリカにおいても以前と比べたら景気は良くなってきたと言っても、ホームレスは増加しています。
2008年にリーマンショックを原因として起こった食糧危機では、1億人が飢餓状態に陥ったこともあり、経済的・政情的に全く安定していないのが現状です。
また、爆発的な人口増加に対して経済成長が伴わず、環境破壊と貧困層の増大も社会問題になっています。
仕事がなく路上で暮らす人達が増加していることに伴い、彼らの生活をサポートする為のプロジェクトが立ち上げられました。
その名もTHE STREET STOREです。
簡単にホームレス、あるいは貧困層の人達に向けて着なくなった衣類を寄付することができるシステムです。
これは「自分の街で、より簡単に寄付ができて、より気軽にそれを受け取れる」というアイディアです。
まるでフリーマケットのように明るく楽しい雰囲気なのも特徴です。
実際にケープタウンで何度か開催してみたところ好評で、衣類を提供する人とそれを受け取る人がたくさん集まってきたそうです。
これは私達日本人にとって関係のない話ではありません。
一番最初に書いたように、日本では現在、アフリカ人ホームレスが増加しています。
このままでは本望ではなくても、生活に困って悪事に手を染める人も出てくるでしょう。
寒くて行き辛い日本などに逃げる必要がないように、アフリカ側の生活の改善が求められている今、このようなアクションを日本からもサポートするべきでしょう。
そのようなNPO団体やアクションやプロジェクトをサポートすることは「かわいそうだから助けてあげる」ではなく、「私達の生活を守る為」とも考えられます。
グローバル化が進む今、遠い国の社会問題や歪みも、私達の生活に影響を与える時代に突入したのです。