1985年アリゾナ生まれの青年Mike Brodieは2004年にポラロイドカメラを片手に貨物列車に無賃乗車で飛び乗り、ヒッチハイクをくり返しアメリカ中を旅した。
貨物列車にいた、同じように無賃乗車した少年少女をMikeは安物のカメラで写真におさめた。
流れる景色、出会いと別れ、寂しさ、進む先に夢見る理想郷。
街を捨てた共犯者達同士にしか見れない/見せない表情がここにある。
彼らはそれぞれ旅をする理由があったのだろう。
MIKEが写した彼らに、かつて少年少女だった自分を思い浮かべる人も多いはずだ。
ロードムービーのようなMIKEの写真の素晴らしさにため息しか出ない。
彼らの旅の果てにどこに辿り着いたのだろうか。
そして、僕らは。
Mike Brodie
Born 1985 in Arizona, Mike Brodie first began photographing in 2004 when he was given a Polaroid camera. Working under the moniker, The Polaroid Kidd, Brodie spent the next four years circumambulating the U.S. amassing an archive of photographs that would go on to make up one of the few, true collections of American travel photography. Having never undergone any formal training, he chose to remained untethered to the pressures and expectations of the art market.