アメリカのギャングスタ映画などでよく見かける「電線に引っかかっているスニーカー」。
映画の世界だけではなく、アメリカの各都市にはこの光景が今でも見かけることができる。
オーストラリアの映画プロダクション「Closer Productions」は電線に引っかかっているスニーカー」の意味と目的を追ったドキュメンタリー映画「The Mystery of Flying Kicks」を製作した。
メルボルンフィルムフェスティバル2010で「ベストショートドキュメンタリー賞」を受賞している。
左右のスニーカーの靴ひもを結び、それを電線に向かって投げて引っかけるというこの行為。
実はいつ、誰が、何のために始めたかは不明で、現在でもこの行為が意味していることは謎のままだ。
低所得者エリアによく見かけることから、ギャング達の縄張りを表しているという説が強い。
しかし、その説以外にもいくつかの本当の意味が囁かれている。
1.子どもによりイジメ(イタズラ)
2.麻薬密売所のサイン
3.ドラッグ使用者による謎の行為
4.ファイトクラブ的な秘密結社のサイン
5.かつてここで人が死んだというサイン
6.引っ越す人が自分が住んでいた証を残すために
7.特に意味はない
など、他にもオカルトめいた諸説がありますが、誰も本当のことはわからない。
また、「ある目的の為にスニーカーを投げたことがある」という人もなかなか現れない。
ドキュメンタリー映画「The Mystery of Flying Kicks」の調査によると、欧米各国の他に、中東でも「電線に引っかかっているスニーカー」が確認されている。
果たして、この行為が意味することとは・・・。