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かつて僕らは14歳だった

狭い世界への息苦しさや他人に対する憎しみが胸を締め付けていた季節、14歳。

多くの少年少女が苛立ち、勘違いして空回りして自意識過剰になって、取扱い注意人物だったあの頃。

周りの目が気になり、笑われるくらいなら死んだほうマシという少年もいれば、何もかも人と似ないように、パーソナリティーを過剰なまでに表現していた少女もいた。

可笑しく恥ずかしく滑稽な14歳。

あの姿はこの不条理で不穏な世界に対する拒否反応、あるいはアレルギー反応だったかもしれない。

それはこの世に生を受けて、泣き叫ぶ赤子のように純粋な反応だと言えるだろう。

だとすると、14歳だった頃の姿が、僕らがこの世界に対するあるがままの自分らしい純粋な姿なのかもしれない。

僕らはあれからだいぶ大人になって折り合いと都合をつけるのが得意になった。

心のままの言葉や行動は「中2病」と笑われるようになった。

しかし、この世界に対する本当の姿、本当の気持ちは14歳の頃からちっとも変っていないのではないだろうか。

僕らは何歳になっても、可笑しく恥ずかしく滑稽な生き物なのだ。

14歳

大人と子供の間の悩み多き「14歳」という年齢に焦点をあて、ミュージシャン達に話を聞くオムニバスインタビュー集第2弾が9月20日発売される。

14歳だった頃の話をしたのは、
後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
川上洋平([Champagne])
宍戸留美
桜井秀俊(真心ブラザーズ)
小出祐介(Base Ball Bear)
綾小路翔(氣志團)
中村 中
松本素生(GOING UNDER GROUND)
猫沢エミ
尾崎世界観(クリープハイプ)
増子直純(怒髪天)
細美武士(the HIATUS)

Base Ball Bearの小出祐介は「”殺してやりたい”そればかり。自分が死ぬより”おまえら死ね”」と当時の世界に対する憎しみを激白。

氣志團の綾小路 翔は「死ぬならとりあえず1回セックスしてからがいいと思うな。」と悩める若者にエールを送っている。

the HIATUSの細美武士は「みんなおっかなくて臆病なんだ。だけど、嫌だったら行動するしかないんだよ」と語った。

全国書店で発売中。

http://www.m-on-books.jp/book/id013591


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