はじめにお金をかけずにヤフーニュースをはじめとするメガサイトに紹介された僕達の実例をもとに、やる気があれば今すぐにでもできる宣伝方法を記します。
この導入文では一時に流行ったネオヒルズ族の怪しい情報商材の宣伝のようですが、最後に「さらに詳しくはこちらをクリック」みたいなことはありません。
僕達は2014年11月10日に匿名で「自慢」をつぶやこう!-ブラッガーツという投稿サイトを公開しました。
このサイトの目的は2つです。
①他人に言ったことがない(あるいは言い辛い)隠された自慢を匿名で公開すること ②他人の自慢から自分に役に立つヒントやアイデアを得ること |
詳細は匿名で自慢をつぶやくウェブサービス「ブラッガーツ」 開発者インタビューを読んでみてください。
このブラッガーツのテーマは成功体験と知識の共有・発掘です。
なので、「ヤフーニュースに載ったぞ!」だとただの自慢で終わりですが、そこから「で、どうやって載ったの?」と自慢から知識共有に発展することがブラッガーツでやりたいことなので、身を持って提示しようと思いました。
宣伝費がある企業や名前がある企業で働いている方達にはあまり関係のない話ですが、ゼロから新しいことをスタートする人達にとってはきっと役に立つはずです。
目次 1.無名過ぎて泣けてくる 2.配信するその前に・・・ 3.プレスリリースを配信しよう! 4.宣伝は一気に 5.ヤフー砲キター!! 6.メガサイトコンボ発動 7.次の一手 |
1・無名過ぎて泣けてくる
ゼロから物事は始めた人達が必ずブツかる「無名」という壁。
スタート直後は「今ヒットしているウェブサービスや商品もかつてはみんな無名だったんだ!」という他人の成功だけを頼りに、無名の壁を乗り越える術を模索するはずです。(僕達も模索している最中です)
アルファブロガーや有名人でない限り、あるいはそういう人達と知り合いでもない限り、スタート直後は箸にも棒にもかからず、誰にも見向きされないものです。
アクセスが100以下なんてのは当然でしょう。
そこで参考にしたのが以下の2つの記事でした。
GIGAZINEにも掲載!「黒歴史クリーナー」の作者が教える、自作サービスを大手メディアに取り上げてもらう方法
この2つの記事は非常にわかりやすくまとめられていて、大変参考になりました。
皆さんも是非熟読してみてください。
自分の無名っぷりに泣けてきても、そもそも有名人じゃないししょうがない。前に進もう!と切り替えて、無料で配信できるプレスリリースの作成を始めました。
2・配信するその前に・・・
ハヤブサマガジンというマイナーなメディアを続けていると、こんな僕達のところにも毎日ようにプレスリリースが送られてきます。
ほとんどのプレスリリースはタイトルだけで削除してしまいます。
削除してしまう理由は
①つまらなそうだから
②記事にするのが面倒くさそうだから
③よくわからないから
の3つであり、この理由は僕らだけではなく、他の大手のメディアでも同じことが言えると思います。
まずこの3点をクリアすることが重要で、逆にこの3点をクリアできないプロジェクトはやめたほうがいいかもしれません。
記者や編集者の目を惹く面白いタイトルか、記事にしやすいテーマか、導入文で誰でも理解できるか、この3点に気を付けてプレスリリースを作成しましょう。
実際にブラッガーツで作成したプレスリリースの導入文は以下のとおりで、ヤフーなどに紹介された時も導入文のみが掲載されました。
実際に配信したプレスリリースです。→匿名で「自慢」をつぶやけるウェブサービス「ブラッガーツ」登場
SNSでの「他人の自慢」がウザいという部分が記者の人に引っかかったのではないかと推測しています。
自分が編集者や記者だったら取り上げやすいかを念頭に作成してみましょう。
①タイトルは〇で△ができる◇であると簡潔にわかりやすく ②導入で編集者が取り上げやすい話題や言葉を入れる ③読み物として面白いかを考える |
この3点を徹底的に考えて作成することをお薦めします。
3・プレスリリースを配信しよう!
プレスリリースが作成できたら、配信先を選びましょう。
「プレスリリース 無料」で検索すると大量に出てきますが、大手の配信会社の方がやはり効果があるようです。
大手でもお試しで無料配信できるので是非活用してみましょう。
以下が実際にブラッガーツのプレスリリースを配信したサイトです。
NEWZINE
プレスパートナーズ!
AEROPRES
プレスリリースジェーピー
ValuePress!
どのサイトがどのメディアに配信されているかは不明ですが、無料であるなら利用しない手はありません。
注意しなくてならないのはプレスリリースを配信したからといってアクセスが増えるわけではありません。
プレスリリースがメディアに取り上げられて初めてアクセスに繋がります。
プレスリリース配信は小さくとも大切な最初の一歩といったところです。
4.宣伝は一気に
プレスリリース配信が終っても立ち止まってはいけません。
取り上げてほしいメディアに直接メールを送るという行動を起こしました。
ダメで元々ですが、1サイトづつ文章を変えて、こちらの情熱が伝わるように丁寧に送りました。
ちなみにブラッガーツでメールを送ったのは以下のメガサイトです。
ギズモード
ギガジン
ロケットニュース
はてなニュース
マイナビニュース
Internet Watch
ねとらぼ
結果はやはりダメでした。
上記メディアで取り上げてもらうにはまだコンテンツと話題性が足りなかったと反省しています。
取り上げてもらったらSNSで大爆発するので、ダメ元だとしても丁寧に祈りと願いと込めてメールを送ってみることをお薦めします。
注意点としては先に挙げたプレスリリースの書き方とともに、メールアドレスは無料ドメインだとそもそも届かない可能性もあるので独自ドメインで送りましょう。
読ませるプレスリリースの書き方:週に300通も届く中でも、なぜか読んでしまう広報さんを訪ねたも大変最高になりました。
次に起こした行動は知人や友達に伝えることです。
しかしこれはなかなか気が引けるものです。
クリスマスシーズンに街角でティッシュ配りのバイトをやったことがある人ならわかると思いますが、あれに近い、俺ってダサいなぁ~というなんとも惨めな気持ちがよぎります。
誰しもがスマートに成功したことだけを人に言いたいものですが、新しいことを始めるという面倒な道を選んでしまった以上、頭を下げて頼み込むという姿勢を貫きましょう。
しかし多くの人が「宣伝に加担するような行為」を嫌うものです。
また、友人は別として知人程度の関係性だと、人が新しいことをやるのに対して懐疑的になってしまう心理が働きます。
自分のSNSを介して、「こんなの作ったのでチェックしてください!」と伝えても「あっそ、ふ~ん」「つまんねぇな」とスルーされて当然なので、そこはいちいち気にしてはいけません。
むしろ、フェイスブックやツイッターなどで拡散してくれた人達が特別なのであり、本当に感謝すべき人達だということを強く感じることでしょう。
「お前らが新しいことやる時、絶対に絶対に応援するからな!」という気持ちで胸が熱くなることでしょう。
特に我々はSNSで繋がっている友人や知人がとても少ないので本当に心強くありがたかったです。
協力してくれた人達に一人づつにきちんとお礼を言うことを忘れないようにしましょう。
このように宣伝はプレスリリース(緊張)⇒メディアに直接(失敗)⇒SNSで友人に伝える(感謝)という流れで一気に行いました。
ここまででブラッカーズ公開から10日が経ちました。
5.ヤフー砲キター!!
2014年11月22日17時。
スタートから2週間が経った頃、実家に戻りパソコンを立ち上げ、ヤフーニュースのトップページを何の気なしに開いて、深田恭子様の美しい水着姿を見ていたら、匿名で思い切り「自慢」をつぶやいてみよう! ウェブサービス「ブラッガーツ」登場のテキストと画像が。
誇張ではなく本当に椅子から転げ落ち、「ッ!ッッ!!ヤヤヤヤヤヤ、ヤヤヤヤヤ、ヤヤヤヤフォーキタァアアアアア!!」と一人で絶叫。
ヤフーで紹介された記事
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141122-00000001-ovo-life
調べてみるとヤフーニュースに記事を提供しているOVO(オーヴォ)という共同通信が運営するウェブマガジンが取り上げてくれたことが発端だったようです。
オーヴォさんに感謝!
ヤフーで紹介されてから顕著に投稿とアクセスが増えました。
記事ではhttp://braggarts.net/がリンクになっていないので、わざわざコピペして来てくれたのだと思うと嬉しい気持ちでいっぱいです。
6.メガサイトコンボ発動
OVOに拾われてからヤフーニュースで掲載され、そこから一気にメガサイトと呼ばれる莫大なアクセスを集めるニュースサイトでも紹介されました。
以下のニュースサイトで紹介されました。
Infoseekニュース
http://news.infoseek.co.jp/article/ovo_O532394
共同通信社
http://www.kyodo.co.jp/release-news/2014-11-22_1216744/
exciteニュース
http://www.excite.co.jp/News/product/20141122/Ovo_532394.html
BIGLOBEニュース
http://news.biglobe.ne.jp/it/1122/ovo_141122_3711493220.html
OK GUIDE
http://okguide.okwave.jp/cafe/483158#cpt01
mixiニュース
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=201&from=list_news_category&id=3154426
あと2chでもちらほら。
ブラッカーズ公開12日目OVO⇒ヤフーニュース⇒各ニュースサイトに掲載でこの日、ユニークユーザーが20,000人を超えました。(もちろん翌日から下降してゆきます)
これが開発したウェブサービスを全くお金をかけずに宣伝した一部始終です。
これは結果論であって、全てを狙ってできたわけでもなく、運も大きく影響します。
たまたま他に記事になりそうなネタがなかったかもしれません。
また、大手メディアが何百万人というトラフィックを抱えているのに対して、たかが20,000人だと鼻で笑われてしまうかもしれません。
しかし、何もしなければほぼゼロのままだったのも事実です。
長文になってしまいましたが、以上が「金なしコネなしでヤフーニュースにも掲載!自作サービスが大手ニュースサイトに掲載される方法」の全てです。
お付き合いありがとうございました。
賢い人がやればもっと効率が良い方法があると思うので、さらに効果的な方法を模索してみてください。
7.次の一手
プレスリリースが運よく編者集の目に留まったこと、そして友人達がSNS上で広げてくれたことで、アクセスは急増しました。
しかし、ブラッガーツ本来の目的である「成功体験・知識の共有と発掘」はもっとみんなが気軽に自慢を投稿し、それに対するリアクションがないと成立しません。
それにはもっと多くの人の目に触れて、もっと認知されなくてはなりません。
おそらくそれは僕達だけでなく、多くのウェブサービスを立ち上げた人がぶつかる新たな壁でしょう。
この壁を超えるべく、新たに掲げた目標が以下の通りです。
1・先に挙げた取り上げて欲しくてもダメだったニュースサイトに取り上げてもらう 2・はてなでピックアップされる 3・naver系でまとめられる 4・バイラルメディアに取り上げてもらう ※重要度高い順 |
これを実現する為の情報は当然ネットに掲載されていし、具体的な方法は誰も教えてくれません。
自力でこの道を見つけるしかないようです。
長文になってしまいましたがお付き合いありがとうございました。
この記事が誰かが新しいことをスタートする時に役に立てたらと願っています。