2014年6月にアメリカンアパレルの創設者ダブ・チャーニーが度重なるセクハラ問題で解雇されました。
2012年にイギリスの高齢者消費者団体からクレームを受けるまで、バストやアンダーヘアもろ出しの広告写真を各ファッション雑誌にガンガン掲載していました。
この過激なプロモーションは写真家のテリー・リチャードソンと創設者ダブ・チャーニーのアイデアによるものだと言われています。
2012年以降はファッショナブルでスマートな広告写真が目立ちますが、消費者はアメリカンアパレルと聞くと、今なお強烈だった時代の広告写真を思い出します。
素人が撮ったような構図と決して超美人とは言えない「まぁまぁ可愛い、もしくは普通の」モデルの流出プライベート写真のような表情。
道徳的善悪を超えて、性的なイメージが私達人間の本能に直撃するように計算つくされたプロモーションだと言えます。
ちなみにアメリカンアパレルは中国の同業の労働者は時給40セントに対し、自社の工場労働者に時給12ドル以上を払っていることを誇りにしています。
また、同社は進歩的な政治改革に賛同する姿勢を示しており、移民や社会的弱者、セクシャルマイノリティーに対する人権運動に積極的に参加しています。
(↓の写真は2012年以前と以降の広告写真が混在しています)
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