何かをはじめるのにはいい夜だから

「自慢 SNS」というキーワードで検索すると、以下のようなページが出てきます。

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要約すると、SNS疲れの原因の一つとされるのが「他人の自慢」だということがわかります。

家族や生涯のマブダチの幸せなら両手を挙げて一緒に喜ぶけど、知り合い程度の人や他人の幸福を一方的に見せつけられても「はぁ?」と気分が悪くなるだけ。というのが人間の心理でしょう。

 

しかし、人の自慢話の中には価値のある「何か」が隠れています。

「唐揚げをうまく作れた。旦那も喜んでくれて嬉しい。」という投稿が例えばあったとして、ある人はシンプルに何の他意もなく「よかったね」と思うかもしれないし、ある人は「はぁ?料理上手自慢に夫婦仲良いアピールですか。はぁ?ウザ」と思うかもしれません。

例えば「よかったね」から「よかったね。それどう作ったの?」に変換させれば、成功体験を共有することができ、仮に自慢話であったとしても、自慢話から価値ある体験や意見を誰かに伝えるという意味のある行動になります。

その話がただの自慢話かどうかは聞く側のセンスや考え方に委ねられているとも言えます。

「よかったね」「はぁ?ウザ」で終わらせてしまうか、あるいはその自慢の中から自分の為になる何かを発見しようとするかは、受け手次第です。

もちろんほんとに何の意味のない自己顕示欲オンリーの自慢もたくさんあるけれど。

 

話は上に戻り、みんなが仕事がうまくいっただの、彼氏とラブラブだの、リア充過ぎて忙しいだのの「他人の自慢」の洪水でSNSにみんなが疲れているっぽい昨今。

自慢に疲れたよと言いながらも、自分に嬉しいことがあったら意識的か無意識かは別にして、きっとあなたも「自慢」(あるいはその類)を投稿していることでしょう。

その投稿も遠くの誰かを疲れさせて・・・とウンザリする負のスパイラルをぐるぐると回ることになります。

しかし、わかっていても嬉しいことがあったら人に言いたいというのが人間の心理です。

 

そんな誰かに言いたい自慢を匿名でつぶやき、他人の自慢から何かのヒントを得たいという人を結びつけるウェブサービスとしてブラッカーツ http://braggarts.net/ をスタートしました。

開発は腕のある方に依頼し、僕らはとにかく「自慢しやすい仕組み」について考えました。

匿名であったりツイッターを模倣したデザインだったり。

 

これはスタートダッシュ狙える類のウェブサービスではないので、コツコツとみんなの自慢が溜まり、活性化することによって、自慢話投稿サイトから成功体験を共有できるサイトになれたらなと思っています。

簡単に言うと、2chのまとめによくある「〇〇に成功したんだか質問ある?」を雑多にした感じです。

ちなみにブラッカーツは運営側も誰が何を書いたか全くわかりません。

発行されるIPアドレスがブラウザにCookieで保存されるので、マイページが自動に生成されます。

PC版とスマホ版はインターフェイスを変えて投稿しやすくしました。

 

聞き手が掘る価値がある自慢だったり、共感できる自慢だったり、馬鹿らしい自慢が投稿されれば面白くなるのですが、あとは僕らができることはプレスリリース打ったり、メディアに「よろしくお願いします!」の連絡入れたりすることしかできないので、どうなるものか。

幸いにも個人の方のブログなどにちらほら取り上げてもらって、ふらりと投稿していってくれて嬉しいです。

誰かにとっては不快なサイトだとは自覚しているけど、人の話から何かを得ようと思っている人には面白いはずだと思ってます。

そんな感じで、11月10日からスタートしたブラッカーツ http://braggarts.net/ が面白いと思ってもらえたら、シェアってくれたり、リツイーなんとかしてくれたりすると嬉しいです。

よろしくお願いします。

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ハヤブサマガジン 2005年10月活動開始。 フリーマガジン「ハヤブサマガジン」を日本全国のフットサルコート、スポーツバーなどに配布。 vol.7をもって活動停止。2013年、ウェブマガジンとして活動再開。ブログは日常の話です。