恋は革命~あんたのイネの垂れ下がり方ってセクシーね~

男は本能的に女にモテたい生き物だ。

狩猟民族だって、奥さんや彼女に「わー!今日は大きな鹿をゲトってきたのね!超アツい!」と褒めらたいから男達は必死になって獲物を追いかけたはずだ。

農耕民族だって、「あんたの田んぼのイネの垂れ下がり方ってセクシーね。この後なんか予定ある?」と村一番の美人に逆ナンされたくて朝から一生懸命頑張っていたはずだ。

意識的にも無意識でも男の言動の多くが「女にモテたい」あるいは「女に褒められたい」為であると僕は結論付けている。

 

女性に認められたいという男の欲求は、合コンなどに行けばわかりやすくそこにある。

仕事や交友関係やお金や筋肉の自慢を唇の横に唾を貯めながら自慢するのだって、全ては女性に認められたいからだ。

だからアホ臭いと思わないで可愛がってあげてほしい。

見た目だってそうだ。

眉毛をイジるのも、高級ブランドを身にまとうのも、ゴールドジムに通うのも、根っこを突き詰めればモテたいからだ。

ゴールドジムはちょっと違うケースもあるかもしれないけど。

 

女性はどうか知らないけど男は誰かに恋すると突然優しくなる人も多い。

好きな人ができてから、急に物腰が優しくなったとゴリゴリのヤンキーを知っている。

柄でもないのに好きな人が参加しているからゴミ拾いを始めたヤツもいる。

同じようにボランティアに目覚めた人もいる。

30過ぎても猛勉強し始めた人もいる。

これらは全て女性がきっかけで起きた変化だ。

男は単純でわかりやすい。

素敵でしょ?

 

独善的な意味ではなく、あくまで世の中を優しさや思いやりを持って良い方向に変えることであるのなら、間違いなく恋は革命だ。

今迄他人のせいや世の中のせいにしていた自分の悪い部分を客観的に見るようになり、誰かを思う気持ちと一緒に自分を変えようと努めるようになる。

単純に余計な感情がなくなって素直になるのかもしれない。

そんなごく小さな恋から始まったごく小さな変化が、次第に周りを変え、いずれは大きな物事を動かすことかもしれないことと、先日の選挙について考えてみた。

 

選挙結果の是非の話ではない。

ツイッターなどSNSでは少なくとも僕のタイムタインでは選挙のことでもちきりだったのにも関わらず、相も変わらず投票率が低いことだ。

投票に行かない人は雄弁に行かない理由について話すことだろう。

そういう人はそういう人なりの正義があると思うので、今回は置いておきます。

 

昔は女性が政治や世の中について話すことを良しとしなかった時代が確かにあった。

その影響かどうか知らないけど、今の時代でも世間話や普段の話の中で政治や社会の話をする女性にはほとんど会ったことがない。

僕らだけかもしれないけど、僕ら男は「最近の思想どんな感じ?」って軽いノリで話す。

「政治家なんて誰がやっても一緒」などのステレオタイプの意見に何も考えずに乗っちゃうのはナシで、自分の考えや前向きで建設的な意見を耳にすることが非常に少ない。

 

僕は女性を神の如く崇めているからこれはディスじゃない。

けど、わざと考えないようにしてない?もしくは考えることは悪いことだと思っていない?と感じている。

だって男よりもよっぽど頭が良い女性が政治の仕組みについてわからないわけないんだもん。

 

「こういう世の中が素敵!」と「こういう男性って素敵!」はかなり近いものがある。

あなたが男性に求める強さや優しさも、この世界に求めるそれと同じなのではないだろうか。

試しにあなたがSNSで「お年寄りとか妊婦さんに席を譲る男って超カッコいい」と書いてみたとしよう。

それを見た男性はかなり確率で目の前にお年寄りや妊婦さんに席を譲ることになるだろう。

そんなわけないという女性もいるはずだ。

僕はそんな女性にこう言う。

男の単純さとモテたい気持ちをナメるなよ!

 

もしも、女性が政治に関心を持つことや投票に参加することが「イケてる」と公言し始めたら世界はどうなるのだろうか。

社会問題や街のあり方や暮らしについて、自分の言葉で話すことが「カッコいい」と言い始めたらどうなるだろうか。

想像してみてほしい。

前に友人のケントが主催したイベントでも同じことを話させてもらったけど、もしも本気で世界を良い方向に変えたいのであれば女性が変わるしかないと僕は思っている。

男に革命をもたしてきた女性達が、今度はこの世界に革命を起こし始めたらと想像するとワクワクする。

偶然これを読んでくれた女性の皆さん、マジで頼むよ。

僕はそんな時代が来ることをワクワクしながら待っているんだ。

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ハヤブサマガジン 2005年10月活動開始。 フリーマガジン「ハヤブサマガジン」を日本全国のフットサルコート、スポーツバーなどに配布。 vol.7をもって活動停止。2013年、ウェブマガジンとして活動再開。ブログは日常の話です。