新千歳空港からバスで2時間弱、ルスツへ4日間の旅。
僕、Mr.G、空が灰色だから、勃起先輩©、四谷の5人の聖闘士(セイント)での旅だ。
印象的だったのはお風呂でつま先から頭頂部分までドライヤーをかけて乾かしているジジイを見つけたことだ。
僕がそれを凝視していたのは10分少々でつま先からスネまでしか進んでいなかったので、頭まで達する頃には日付が変わっているか、あるいはご高齢なのでそのまま死んだかもしれない。
韓国人の観光客は小走りでドライヤーがある流しに向かい、さすが兵役を務めた人間らしく無駄のない動きでドライヤーを持ち、一直線で金玉のみを乾かし始めたのも驚いた。
全身ビショビショなのに、なんで金玉だけ乾かす必要があったのだろうか。
目を二重にしたキメ顔で鏡で自分を見つめながら、スタイリッシュに金玉を乾かしていた。
エアージェットでブクブクと水が飛び跳ねるお風呂の中で、どうにか本が濡れないようにと必死な態勢で文庫本を読んでいたオジちゃんも忘れらない。
そこまでして読みたいなら間違いなく官能小説だろう。
ルスツのゲレンデはデカく、ゲレンデの内側であれば森の中もほとんど滑走OKなのが素晴らしかった。
色々なスキーリゾートに行ったけれど、ルスツの雪質や森の楽しさはダントツでナンバー1だった。
みんなまあまあの負傷程度で終われたのも良かった。
ゴンドラの中では駅名しり取りで熱戦を繰り広げた。
「ら」から始まる駅はマジで出なかった。
帰ってからググってみると、
来迎寺駅(らいこうじえき)
雷殿駅(らいでんえき)
礼拝駅(らいはいえき)
洛西口駅(らくさいぐちえき)
楽々園駅(らくらくえんえき)
ラベンダー畑駅(らべんだーばたけえき)
蘭越駅(らんこしえき)
蘭島駅(らんしまえき)
嵐電嵯峨駅(らんでんさがえき)
嵐電天神川駅(らんでんてんじんがわえき)
蘭留駅(らんるえき)
などがあった。
全部知らないから出てくるわけがない。
人数、メンバー、目的はいつも変わるけれど、とにかく楽しいことを続けよう。
「今日と明日を楽しむ為にはどうすればいいのか」が、僕らの生活の根幹であり答えだと思う。
惰性や怠慢の反対語が「楽しむ」っぽい。
来年はお前もいてくれればいいのにと思っている。
そして一緒にお風呂にいる変わった人を見つけたいと、そう願っている。