「アドリア海の女王」「水の都」「アドリア海の真珠」、ヴェネツィア。
サン・マルコ大聖堂などの歴史的建造物や水路を往くゴンドラなど美しい街並みも有名ですが、スリの多さや衛生面の問題も同じく有名です。
また観光客からの収入で街の経済が成り立っており、物価の高さはイタリア随一と言われています。
そのような面から観光客からすると住む場所としての印象はいまいちピンときませんが、当然そこには昔から代々暮らす地元の人達もいます。
実はヴェネツィアは幼稚園から小学校、そして中高から大学まで全て揃っており、また他の地域と同水準の病院からスーパーまであり、それら全て徒歩30分くらいで行き来することができるという利点があります。
そして物価に関しても「都市ならでは贅沢」という出費を加味すれば、他地域とあまり変わらないという考え方もあります。
そのような観光地としてではないヴェネツィアの魅力や生活風景の美しさをイタリア人女性写真家のClaudia Correntが写し出しました。
彼女は「ヴェネツィアの静かな生活の瞬間を切り取りたかった」とコメントしています。ちなみに「ヴェニスを見て死ね」という言葉が有名ですが、これはJ・H・チェイスが1954年に発表した小説の邦題です。