フランスのパリで11月13日夜(日本時間14日早朝)、中心部のコンサートホールや北部のサッカー場などを標的とした同時多発テロ事件が発生。
死者はこれまでに129人にのぼり、350人以上が怪我を負った。
世界中の人達がこのニュースを見て、各国ネット上では「また始まったのか」「いやずっと続いていたんだよ」「世界中で安心できる場所はない」など心底うんざりしているコメントが寄せられた。
16日、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出し、米国の首都ワシントンを標的にするなどと脅す2種類の動画をインターネット上に投稿。
パリの同時多発テロを「勝利」とアピールし、米国とその有志連合に参加する国々への新たな攻撃を予告している。
イスラム教徒に向けて「あなた方の兄弟が成し遂げたように、どこにいても不信心者を攻撃せよ」「どこにいようと十字軍の不信心者を標的にせよ。あらゆる手段で殺せ」と扇動していることから、「イスラム国」にとっての勝利とは報復の対象国の市民を殺し、心身にダメージを負わせ悲しませることだと言える。
つまり世界中で悲しみの声が上がるほど、「イスラム国」にとってはテロの成果や価値が上がるということになる。
そのような暴力に対して、世界中の多くの人々はパリに祈りを、そして団結を主張した。
テック業界においても、アマゾンがウェブサイトにフランス国旗を掲げてパリの多発テロに対する「団結」呼びかけたり、フェイスブックはSafety Check(安否確認)機能をすぐさま有効にしたと発表した。
テロに対して素早く反応したのはテック業界だけではなく、ストリートアーティスト達も同じくそうだった。
テロから1日も経たずして、ソーシャルネットワーク上に世界中のストリートアーティストがパリへの祈りと団結をモチーフにした作品を投稿した。これらの作品はいずれチャリティオークションに出品され、落札金は今回のテロの犠牲者家族への義捐金に回すという計画もされているようだ。
ソース(作者名など記載):http://arrestedmotion.com/2015/11/je-suis-paris/