ここ3年くらいは右肩上がりだったアパレル業界も2015年は少し苦しい状況だったようです。
大手アパレルメーカーのワールドが、2015年5月に不採算10~15ブランドの廃止ならびに直営店400~500店の閉鎖を発表など、盤石なイメージがある大手各社もファストファッションブランドなどとの競争の激化により苦境に陥っています。
そのファストファッションブランドも2015年1月に『トップショップ(TOPSHOP)』を日本撤退を決定したように、かつてのような勢いはありません。
「断捨離」が象徴する片付け本や、エコ思想の流行で、「本当に必要な衣類しか所有しない」という考えがスマートで美しいと指示する声が増えてきており、数年前までの「流行の洋服を安価でたくさん持ちたい」というニーズは減少しました。
また、流行のデザイン・フォルム・アイテムをなるべく早く生産して、なるべく早く売り場に出すというブランドやショップも増え、「どこで買っても一緒」という状況を生み出したことが自らの首を絞めたとも言えるでしょう。
そんな中、「エッジを効かせてなんぼ」「偏ってなんぼ」「驚かせてなんぼ」のハイファッションブランドやストリートブランドは今年も数々の話題を生みました。
その中からhttp://www.highsnobiety.com/がセレクトしたストリートファッションブックモーメントベスト10を紹介します。
生活においては普通や平凡な価値観は大切で幸せなことですが、こと商売になるとどうやらそれは悪のようです。
来年も私たちが驚く何を期待しましょう!