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iPhone6の行列に隠された真実

ニューヨーク在住の著名なユーチューバー「Casey Neistat」が先日Youtube上にアップした『The Reality of the iPhone 6 Line(iPhone6行列の真実)』。

この映像には転売目的にニューヨーク・マンハッタンのアップル各店舗に並ぶ中国人達の姿が映し出されています。

先頭から2番目のおばあちゃんはiPhone6発売2日前から並んでおり、前日(24時間以上前)にはすでに100人以上の中国人が並ぶ騒ぎになってしまいました。

住民や付近の人達から「喋り声がうるさい」という騒音と「ゴミのポイ捨て」の苦情が入り、地元警察が駆けつけて行列の整理と指導を行いました。

バイヤーがホームレスを雇い、行列に並ばせている為、アップル前が異臭騒ぎにもなったとも言われています。

白人警官が汚い言葉で中国人を罵っている様子も映し出されています。

ニューヨークでは公道で横に寝てはいけないという条例があり、疲れから横になった数名が逮捕されました。

中国人同士のケンカや公務執行妨害による逮捕、行列の中にはまだ小さな子どももいます。

この騒動の背景にはiPhone6/6 Plusの発売直前に中国当局からの認証が下りず、中国国内での販売が見送られたことがあります。(9月25日現在、近日中に中国当局が発売を認可するという見通し)

それに目を付けた中国国外のバイヤーがアップルストアに並び、高額に転売するという流れになっています。

中国のブラックマーケットではiPhone6は1,900ドル(約207,000円)、iPhone6 Plusは3,250ドル(約354,000円)で販売されているとされています。

地元住人は、「一体この騒ぎは何なんだ!?」と怒っています。

映像は「この手のビジネスが誰かを幸せにしているとは思えない」と締めています。

しかし、「高額でもいいから欲しい」「並んで報酬を受け取りたい」というニーズがある限り、この転売ビジネスが終ることはないでしょう。


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