国際的な写真コンテストであり、アマチュア写真家の登竜門「Sony World Photography Award」のファイナリスト作品が発表さました。
この賞は世界写真機関(World Photography Organisation)とソニーがタッグを組んで毎年開催されており、2016年は186ヵ国から230,103作品が応募されました。
それではファイナリスト12作品をご覧ください。
300名が在籍する世界的老舗サーカスRINGLING BROS. AND BARNUM & BAILEY®(リングリングサーカス)の移動列車から出てくる象。
61車両あるこの列車は1年間で約32,000kmを移動し、列車内では25ヵ国語で会話が飛び交い、270の家族が生活しています。
人間も動物も幼少時代からこの生活なので、旅が当たり前なのです。
ちなみにリングリングサーカスには唯一の日本人として岩佐麻里子さん(クラウンパフォーマー)も所属しています。
ユタ州ブライスキャニオン国立公園にある岩の小塔がびっしりと立ち並ぶブライスアンフィシアター。
元WBC世界フェザー級、スーパーフェザー級の世界2階級制覇王者であるガーナ人ボクサー、アズマー・ネルソン(98年引退)。
ガーナ人の子どもにとってボクシングで成功することは貧困から脱する数少ない方法であり、センスに溺れることなく、普段から自己節制と練習を怠らなかったことから、周囲から尊敬を込めて「プロフェッサー」の異名をとったアズマーは、今なお貧困から脱したヒーローとして子供たちの憧れの存在。
ギリシャのレスボス島には、紛争下のシリアなどを逃れ、難民登録を求める人々が押し寄せていた2015年10月18日、荒れたゲーテ海に溺れたいたところを救助された親子。
シュールでどこか邪悪な雰囲気を醸し出す中国の新興住宅地の景色。
自然保護団体が地中海の島国キプロスで2014年だけで200万羽を超える渡り鳥が、食用目的で違法に殺されたと発表した。
鳥の捕獲に使用された網は総長約16キロに及んでいた。
絶滅危惧種に指定されていたり、保護が必要とされたりしている約60種類の鳥類が、キプロスの違法な罠にかかっているという。
インド、ムンバイのストリートキッズは食べる為にパチンコ(スリングショット)を用いて、野鳥を捕獲しています。
写真は彼らのパチンコ技術をペットボトルを狙って披露しているところ。
彼女の名前はマライカ。
ケニアで有名な豹で、子供たちの安全の為だけに1日を過ごしています。
母親の鑑だと地元で話題に。
日本において減少の一途を辿るホタル。
減少の理由は農薬使用、イワナ漁のための毒流し、殺貝剤によるミヤイリガイの駆除、牧場・養豚場などからの汚水流入、家庭排水の流入、砕石・土木工事による土砂流入、宅地造成による流水の消失・土砂流入、川砂利採取、河川・用水路改修、農地改良事業等を挙げられ、そのほとんどは人間の影響によるものです。
日本人写真家のKei Nomiyanaさんがファイナリストに残りました。
「2015年のはじめ、シンガポールで私の息子との外出中に」
イースターの大規模なお祝いの食事の後の昼寝は一瞬の幸福の時間です。
しかし子供たちにとってはその時間はみんなと遊びたい時です。
ファミリーの最年少メンバーは、ソファの上に登ると祖父を起こすために準備をします。
祖父の足元でジャンプする前の一瞬の純粋な喜びの瞬間を撮影しました。
2016 Sony World Photography Award
http://jp.worldphoto.org/competitions/about-the-sony-world-photography-awards/(日本語サイト)