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首都直下型地震への備えと災害時の対処法のまとめ

「3.11を忘れない」-震災時は、「震災で多くの人が亡くなり、そして避難所で苦しい生活を送っている人達のことを忘れない」という意味で使われたこの言葉ですが、現在は「いつかくる巨大地震に備えて、3.11で知った震災の怖さを忘れない」というメッセージもそこに含まれるようになりました。

2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震で亡くなった人の数は死者は19,335人(震災関連死を含む)。

日本政府は震災による直接的な被害額を16兆円から25兆円と試算しており、世界銀行の推計では自然災害による経済損失額としては史上1位としています。

関東地域ではこれから30年以内に約70%の確率で首都直下地震が起きると研究機関により指摘されています。

この地震が起きた場合の予想死者数は2~5万人、被害総額は100~400兆円と試算されています。

首都直下型地震が起きた場合のシミュレーションが現代ビジネスのM7以上 首都直下型地震で、東京はこうなるで掲載されているので、是非チェックしておいてください。

きたるべき大型地震に備えて、私達が今のうちに準備できること、そして震災が起きてからの対処法などの情報をまとめてみました。

3.11を体験した私達は、経験から学び、生き延びる為の知識を身に着け、心の準備をしておきましょう。

実際に起きてからでは「ビビり過ぎワロタ」ではすまないのだから。

国土交通省が作成した各市町村のハザードマップ「わがまちハザードマップ」

日本全国の地域の洪水・内水・高潮・津波・土砂災害・火山のハザードマップを閲覧することができ、住所を入力すればピンポイントでそのエリアの各項目の危険度を確認することができます。japan-hazard-maphttp://disaportal.gsi.go.jp/

あなたのまちと首都直下型地震

関東地域では30年以内に約70%の確率で首都直下地震が起きると研究機関により指摘されています。

東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県の各地域の「ゆれやすさ」「建物倒壊危険度」「火災危険度」「総合危険度」のボタンを選択すると、段階的な危険度をマップに表示することができます。shutochokkagatajisinhttps://www.tokyojishin.org/anamachi/

東京都総務局が作成した東京都防災マップ

東京都の各市区村の一時滞在施設・避難所・避難場所・給水拠点・医療機関、そして災害時帰宅支援ステーションになる都立学校・コンビニエンスストア・飲食店チェーン等・ガソリンスタンドなどをマップで紹介。tokyo-hazard-maphttp://map.bousai.metro.tokyo.jp/index.html

東京以外にも各都道府県にも同様な防災マップがあるので、お住まいの地域で検索してみてください。

災害危機管理アドバイザー和田 隆昌氏による「防災グッズは何を用意したらいいのか?全リスト」

大災害が発生した場合、救援物資が届く数日間を生き延びる為に備えておきましょう。

特に子どもや高齢の方がいる世帯は常日頃から準備して、家族内で震災時の動きを共有しておくことも大切です。bousai-goodshttp://allabout.co.jp/gm/gc/2245/

災害時の子育て情報/日本新生児成育医学会

日本新生児成育医学会の災害対策委員会で「被災地の避難所等で生活をする赤ちゃんのためのQ&A」を作成。

避難所等で生活することになった赤ちゃんとその家族が役に立つ情報を掲載しています。saigaiji-akachanhttp://jsnhd.or.jp/general/

高齢者に必要な災害時の対処法/兵庫大学看護学科

災害は、人々の暮らしや心身の健康に大きな影響をもたらします。

高齢者とその家族が、「どのような備えをしておけばよいか?」、「避難先ではどのような困りごとが起こるか?」についてのまとめ。koureisha-saigaijihttp://www.coe-cnas.jp/group_senior/manual/

「災害時の外国人支援Q&Aマニュアル」/東京都国際交流委員会

地震などの災害発生時に外国人支援を行っている団体等が外国人からの様々な問い合わせに応えられるよう、想定される質問とそれに対する答えをQ&Aの形式でまとめてあります。

2015年1年間に日本を訪れた外国人客は過去最高の1973万人で、オリンピックに向けてもっと増えることが予測されます。

外国人の友人・知人が震災で困っている場合の時の対処法として利用できます。

日本語、英語、中国語、韓国・朝鮮語、タガログ語があります。避難、救護、食料、連絡・情報、生活、ライフライン、住居、手続き・証明書、こころのケアなどの項目に分かれています。saigaiji-gaikokujinhttp://www.tokyo-icc.jp/information/howto.html

災害時の電話利用方法及び安否確認方法/一般社団法人電気通信事業者協会

地震、事故等の災害発生時に、大量の電話が殺到すると、被災地域内における電話が大変つながりにくくなってしまいます。

このため、3.11の時も安否確認や、消防、警察への連絡等に支障が多く発生しました。

災害時には効率的に安否等の連絡をとることに努めましょう。saigai-dengonhttp://www.tca.or.jp/information/disaster.html

震災時等に消防隊の活動の支援を行うボランティアの募集/東京消防庁

震災は、消防機関のみでの活動では限界があり、市民の手助けを必要とする緊急事態です。

自衛の為にも、また地域の為にも震災が起きる前にボランティア講習を受講する人達も増えているようです。

災害時支援ボランティア各種講習は各地域の消防署で受講できます。saigai-volunteerhttp://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-bousaika/sien/

年がら年じゅう震災のことを考えて生活しているわけにもいかないので、春が近くなった季節だけでも家族で震災が起きた時の話をしてみては。

このまとめがその時に役に立てば幸いです。


ハヤブサマガジンは2005年にスタートしたウェブマガジン

日本未到着の出来事・ファッション・ニュースを中心に紹介

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