高温・低温・多雨・少雨・竜巻・台風・・・、世界各地で異常気象が続くようになってどれくらい経ったのでしょうか。
もはや異常気象になることは特に驚くべきことではなくなってしまいました。
私達人間は良くも悪くも慣れることが得意なので、注意報などを見ても「へぇ~まぁいつも通りの感じっしょ」と平然と振る舞ってしまいがちです。
しかし、そのように慣れた時こそ自然災害によって命を落としてしまう危険があります。
7月12日、ロシアはシベリアの中心都市、ノボシビルスクでは突然、ビー玉から野球ボールの大きさの雹(ひょう)が降りました。
ビーチで過ごす幸せな休日が一転、ヘイルストーム(激しく降る雹)で世界の終りの始まりのような状況になってしまいました。
最初のうちは多くの人が悠長に構えていたのですが、「これはヤバい」と気が付いた人から順に逃げはじめました。
この雹は約15分続き、近郊の家の屋根や窓には穴が開き、車はへこみました。
また、家族とテントに避難していた3歳と4歳の女の子が、雹の影響で倒れてきた木で頭を打って死亡してしまいました。
自分自身や家族を守る為に、自然に対する嗅覚と災害の危険性についての知識を身に付けておくべきでしょう。