人は誰かと一緒に深い恋の穴に落ちた時、今まで歩んできた道のりを振り返り、その奇跡的な巡り合わせに驚くはずです。
そして幸運に喜ぶと同時に、「もしもあの時あれをしていなかったら、この人とは出会わなかった・・・」と運命というものに畏れを抱くことでしょう。
進学や就職などの選択、出会いと別れ、苦労や苦悩、旅や小さな冒険や土日のパーティーの積み重ねの頂点がたった今です。
たった今、強く想うその人とは積み重ねのどのパーツが欠けていても出会えなかったかもしれません。
人は大人になると初めて出会う人に対して懐疑的になり、減点法で値踏みしがちです。
しかし、お互いの人生が奇跡的に交差したのですから、その縁をまずは喜び、出会いに乾杯したいとこですよね。
今夜合コンがある人は是非そこらへんを頭の片隅に入れておくと、いつもよりはちと楽しくなるかもしれません。
導入トークが長く、あんまり関係なくなってしまいましたが、今回はロシア人写真家Murad Osmannの作品集「Follow Me」の紹介です。
彼はセクシーな彼女と世界中を旅し、同じ構図で彼女を写真におさめました。
タイトルどおり「Follow Me」な写真です。
映画「恋する惑星」のラストシーンが頭をよぎります。
警官633「君が一年前にくれた手紙、エアーチケットみたいなんだけど、字がにじんで行き先がわからないんだ。まだ使えるかな?」
フェイ「新しいのをあげるわ。どこに行きたい?」
警官633「君が行きたい所へ。」