ゴミにペイントするという手法はもしかしたら世界初かもしれません。
ヒップホップカルチャーが誕生した40年前よりも遥か昔からストリートアートの過激さとユーモアは、街行く人達を魅了してきました。
少しを遡ればキース・ヘリングやバスキアなどは世界的に有名なアーティストになり、彼らのオリジナル作品は今でも数億円で取引されています。
最近で言えばバンクシーの壁画が1億を超える金額で落札されたことも話題になりました。
また、今最も注目されているのは有名ブティックに大きく「ART」とペイントするという過激な手法で知られるKidultです。
世界中でストリートアートシーンが徐々に再加熱し出している中、また新たにユーモア溢れるストリートアーティストが登場しました。
ゴミを擬人化させることに成功したスペイン人アーティストFrancisco de Pájaroです。
ゴミのモンスターの横には「アートなんかゴミだ!」というメッセージが。
TRASH(ゴミ)のSが$になっているので、系統的にはKidultと同じ「ファック拝金主義者!」という思想なのかもしれません。
また、「気味悪いゴミのモンスターはお前自身だぞ。」という皮肉にも受け取れます。
ユーモアと毒たっぷりのFrancisco de Pájaroの作品がスペインのストリートで話題になっています。